2008年10月24日金曜日

ペシャワールの会が語る「丸腰の強さ」

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少し古いですが興味深い記事を見つけましたので紹介します。
at.nakajcp:HN
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http://www.news.janjan.jp/living/0511/0511185314/1.php
「九条の会徳島」が11月3日に発足しました。約1000人が参加した「結成のつどい」(主催=「九条の会徳島」結成準備会)が徳島文化センターで行われました。参加者の中、こうした政治集会では顔を合わせたことのない人をたくさん見かけました。
 九条の会徳島は、故三木武夫元首相夫人・睦子さんや県内の前知事、保険医協会理事長、弁護士、大学教授、文化人ら28名の呼び掛け人と400人を超える世話人がいるそうです。会の幹事団には、労働組合では連合系と全労連系の関係者が、県議では民主系、県民ネット、共産党の3会派の関係者が入っています。職業・立場が異なる人々が「9条」というつながりを持っています。結成の集いで「競合する」2つの生協代表が隣同士で並んでいたのも象徴的です。
 「結成のつどい」では、パキスタンとアフガニスタンで医療活動をしている日本のNGO「ペシャワールの会」事務局長代理・福元満治さんが、「国際貢献と憲法第9条」と題した講演を行いました。
 医師・中村哲さんが1984年にパキスタンのペシャワールに赴任したことをきっかけに、「ペシャワールの会」が立ち上げました。以来、20年にわたりハンセン病コントロール計画を柱にした活動を行い、貧民層の治療に携ってきました。1986年からはアフガン難民のための事業を開始、アフガン北東部の3カ所の診療所を中心に、山岳無医村での医療活動を続けています。2000年より、大かんばつに見舞われたアフガニスタンでの水源確保のため、潅漑事業を継続して行っています。
 福元さんは、今年3月と5月の2回アフガニスタン入り、地元の実情を見てきました。講演の中で、福元さんはペシャワールの会の経験から、海外援助事業における「丸腰の強さ」について話しました。以下、印象に残った話を紹介します。
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 ―象徴的な出来事―
 ペシャワールの会が作業している用水路に並行して、トルコの団体が米軍の軍用道路をつくっている。兵隊に守られながら工事をしているが、知っている限り、二度攻撃されて三人が殺された。丸腰の強さを現地にいると痛感している。
 ―アフガンの人は親日的だったが・・・・・・―
 憲法九条じたいを知らなくても、日本はかつてこの国を攻撃していないことやヒロシマ・ナガサキをよく知っており、そこから復興したことも知っているからだ。われわれも作業トラックに日の丸を書いて、安全に作業して来た。ところが自衛隊のインド洋派遣いらい、米軍と同じとみなされて攻撃されかねなくなったので、トラックの日の丸を消して作業するようにした。
 ―軍事によらないからこそ―
 ペシャワールの会は医療活動からはじめたのだが、きれいな水があれば、抗生物質もそれだけ必要でなくなると気づき、井戸掘りや用水路づくりをするようになった。井戸は1500本できた。
 用水路は江戸時代の工法でやっている。これならいまの工事も将来の維持補修もアフガン人じしんがやれるからだ。1,000人を雇用した。1,000人にはそれぞれ約10人の家族がいるので1万人の生活が支えられることになる。全長14kmの灌漑用水路が完成すれば約10万人の暮らしがたってゆく。もしこの雇用がなければ、人々は軍閥や米軍の傭兵になるか、難民になるしかなく、治安の不安定化につながる。
 ―丸腰の安全保障―
 このような事業が日本人への信頼につながり、軍事によらない日本人の、いわば丸腰の安全保障になっているのではないか。
(こんどうひでとし)

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